土づくりに消石灰を使う際は要注意!消石灰の危険性と処置方法

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家庭菜園の土づくりに消石灰苦土石灰は欠かせません。酸性の土壌を中和させて作物に適した環境を作るために用いるのですが、使用には注意が必要です。

それでは、消石灰の危険性からご説明します。

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消石灰の危険性

消石灰の成分は、強アルカリ性で酸性の土壌を中和させる特性があります。素手や肌の露出部に付着すると、皮膚を刺激して炎症を起こします。目に対しては腐食溶解の視力障害を起こす危険があります。

取扱上の注意を知って事故防止する

  • 保護メガネ、保護手袋、保護マスクを着用して取り扱う
  • 粉状のものじゃなく、飛散しにくい粒状タイプの利用を検討する
  • 取り扱い後は、手洗いうがいをお忘れなく

いざって時のための応急処置

目に入った
直ちにキレイな大量の水で、念入りに洗い流し、速やかに医師の診断を受ける。

皮膚についた
直ちに多量の水で洗い流し、炎症等がでたら、速やかに医師の診断を受ける。

吸い込んだ
直ちに飛散の影響がない場所に移動し、キレイな水でうがい、鼻腔を洗い流す。速やかに医師の診断を受ける。

飲み込んだ
直ちにキレイな水で口の中を念入り洗い流し、速やかに医師の診断を受ける。

さいごに

消石灰は、肥料用として以外にも口蹄疫鳥インフルエンザなどの消毒用として使用されていたり、以前は校庭や運動場のライン引きにも使われていました。いまでは、より安全な炭酸カルシウムを使用するようにと文部科学省の指導がされているとのことです。

消石灰の使用は、十分に注意しましょう。